belated

安井さんの話をします。

そもそもなんで安井さんの話をしようかと思ったかって、下書きから安井さんに関する文章を発掘したからで。たぶん一昨年の安井さんのお誕生日に書いたやつかな。一昨年て。逆に言うとお誕生日に文章したためるくらいには安井さんのことを考えていたということか……

安井さんのことを頭に描くと、一番に思い浮かぶのはあの目かもしれません。あの黒目がちな目。わたしはあの目がこわいなあと思っていた時期がありました。全部見透かされてるような目。こっちは何も悪いことはしてないはずなのに咎められているかのような目。まっすぐで芯の通った目。
でもたぶん、それは安井さんのかっこいいところでもあるのかなあと最近は思います。たぶんプライドが高い人だと思うから、どれだけきゃるんきゃるんしてても、肝心の弱いところはきっと絶対に見せてはくれない。まあそもそも別にそんな急所を第三者にわざわざ見せる必要なんてないんだけれど。

笑ってるのに何を考えているのかわからなくてこわいと思っていた安井さんだけど、ちゃんと楽しそう、嬉しそう、っていうのは見ていて伝わってくる人なんだなあっていうのが初めて生で見たときの感想でした。あと、アイドルスイッチの切り替えが上手い人。それから、気遣いの人。キメるポイントできちんと照れずにキメてくれるアイドルが好きだから、いい!好きかも!と思ったけど、やっぱりどうしてもあの目になんだか壁を感じてしまって、ファンの人たちは安井さんを見ながら「そんなに背負い込まないで」って思ったりするんだろうか、とも思ったりもしました。*1

だけど、やっぱりわたしはアイドルをする安井さんが好きなんだと思う。これからも安井さんの描くアイドル像が汚されることなく壊されることなくまっすぐに輝きますように。人を掌で転がす術を知っているアイドルが大好きだから、これからも安井さんの戦術にまんまと嵌って軽率にキャーキャー言っていきたいです。
お誕生日おめでとうございました。

下書きで放置されていたのはここまで。
まあ、結構こういう印象のまま安井さんのことはそれ以降も見ていたんだけど、見方をぐらりと崩されたのはらじらーを聞き始めてからかもしれないなあ。完璧な人だと思っていたのをいい意味で崩された。想像していたよりもずっと飾らないし気さくで柔らかい人だった。でも、自分の中で譲れない部分というかぶれない軸みたいなものはきちんと持っているようで、頑固だなとも思うけど、その頑固さが信頼できるなあとも思った。
ラジオの生放送という場で話す安井さんを初めて知ったとき、確かものすごく狼狽えたんですよね。もっと堅い人だと思っていたから。リアルな男の子の部分に触れて、それが思っていたよりもずっとナチュラルで慄いた。ああ、こんなのもっと好きになっちゃう、抜け出せなくなっちゃう、どうしよう、って思った。ナチュラルでリアルでテレビやコンサートで見るよりはちょっと雑なんだけど、そんな隙みたいなところを聞けるのもまたうれしくて。でもどんなに雑でもチャラくても、意外と真面目な部分みたいなのは残っていて*2「ああ、この人は周りから本当に愛されて大切に育てられたんだなあ」って感じてもうダメだった。白旗。愛されて育ったが故のおおらかさとか優しさとか、たぶんそういうのが話し方から出ちゃってて、それに触れたらもうだめ、みたいな。
それなのに、そんなにナチュラルに愛されそうな人なのに、たぶん自分がどう見られるか、見られたい自分になるにはどう振る舞えばいいかというのをきちんと考えている人だとも思う。すごく頭のいい人という印象が生放送で話す言葉を聞けば聞くほど強くなる。
どこまでが本音なんだろう、なんて考える暇もないくらいに、ただ無防備に与えられるかっこよさとかかわいさとかを享受していくのが楽しい。
安井さんが思うアイドル人生を安井さんがどう生きるのか。すごく楽しみだし、その未来をすごく信頼しています。お誕生日おめでとうございました。

*1:わたしは三宅さんのことを思うといつもここに到達する

*2:リスナーのメールに対して年始の挨拶はちゃんとしなきゃだめだよ、みたいに苦言を呈していたのが本当にめちゃくちゃ萌えて突き刺さった