夏は終わるけれど、終わりじゃないのさ

気付けばはしもとくんのソロコンサートも3年目になっていて、TDCに通う夏も3度目になっていた。
昼公演をひとりで見終わった後、友達と待ち合わせて一緒にご飯を食べていて、「ぱりぴ」の言葉だけで頬がでろでろに緩んでしまって、それくらいに最高だった。今年の公演も好きなところしかなかった。かっこよくて、たくさん甘やかしたくなるくらいにかわいくて、キラキラとした尊いアイドルだと思うのと同時に距離が近いような錯覚を覚えてしまう。それがはしもとくんのいいところだと思うし、稀有で、だからこそ大切にしてほしいところでもあるんだけど。でも、そのせいでなかなか抜け出せない。どんどん好きになる。

毎年そうなんだけど、今年もはしソロロスみたいなのがひどくてひどくて、もう一度あの空間に帰らせてくれって脳が言ってて。なんて言ったらいいんだろう、あの空気にまた浸りたい。他の人のソロコンは映像でしか見たことがないから、他の人の場合もそうなのかもしれないし、別にはしもとくんのソロコンの会場だけに特別な空気が流れているわけじゃないよ、って言われるかもしれないけれど、はしもとくんが何かをするだけでかわいい~~~~!!!!ってデロデロに甘やかしながら溶けたくなるような空気が好き。みんなでそっとはしもとくんを見守りながら、うっとり恋してるみたいな空気が好き。
今年のコンサートで印象に残ったところが3つあって。一つ目がFinally Over。別にこれを歌う姿は今までに何度も見てるから、特段新しいところなんてないはずだったんだけど、ダイエットをして華奢になった体から絞り出されるようなシャウトを聞いて、その姿を見て一気にはしもとくんの“生”みたいなものを感じた。この体からこの声が出てるんだ、それを今目の前で見てるんだって思ったら、急に目の前に立つアイドルの生命を感じてブワッときた。それから、Love To Love Youだったかな、本編のラストで歌い踊りながら銀の紙吹雪が舞い降りる演出があって、照明に反射してキラキラしてるのが2バルのセンターから見たら本当に美しかった。フランクでカワイイみたいなイメージがどうしてもあるはしもとくんだけど、上から見下ろす角度だったことも相まってまるでスノードームの中みたいで、美しくて儚くて力強いアイドルだなあって。照明関係でもうひとつ忘れられないのが、何の曲のときだったか惚けていたせいで覚えてないんだけど、色とりどりのレーザーがはしもとくんにまっすぐに注がれているときのこともまだ頭に鮮明に残っている。万華鏡みたいで少しノスタルジックで煌びやかで、それをたった一人で全身に受けとめるはしもとくん。本当に素敵だった。

そういえば、毎年はしソロに行くとなんでもない瞬間に号泣してしまっていたんだけど、今年は泣くことはなく帰ってきました。感動しなかったとか、心に迫るものがなかったとか、そういうのじゃないんだけどな。なんだかはしもとくんもすっかり大人の男の人なんだよな~~~~っていうのが今年の気付きかもしれない。今更?って感じだし、24歳なんだからそりゃそうでしょって感じだけど。でもすっかり頼もしくなっていて、こうやってドキドキさせられたり気持ちを振り回されたり、いつの間にかはしもとくんに転がされてることも多くなった。たぶん、それで泣いてる暇なんてなかったんじゃないかな。

わたしの夏の全てがはしもとくん、というわけではないけれど、はしもとくんがわたしの夏にいてくれてよかったなあと思う夏の締めくくりでした。