えびとわたし
2月1日にえびが6周年を迎えて、デビュー発表とかデビュー日とかを振り返るツイートをたくさん見かけて、ふと「そういえばデビューした頃はわたしはまだはし婆じゃなかったなあ」って思った。たぶんその頃もえびの中では誰が好きかと言われればはしもとくんが好きだっただろうけど、今みたいに「はしもとくんかわいいかわいいウエーン」みたいなことはなかったし、はしもとくんの言葉や歌声にメロメロになって溶けることもなかった。初年度のえび座も日生劇場に見に行ったけど、完全にバックで出ていた当時の自担目当てだったし。
だけどわたしはいつの間にかはしもとくんのことをすごくすごく好きになっていたし、はしもとくんを見るためにえびのコンサートだけじゃなくてソロコンもえび座も個人舞台もホイホイ行くようになっていて。CDもDVDやBlu-rayも予約して何種類も買ってるけど、でも「えび担」でも「はしもと担」でもないんだよなあって改めて考えたら変な感じがして自分のことだけど不思議でおもしろいなあと思った。なんなんだろうね、この感覚は。もちろんわたしなりの「担当の定義」みたいなもので測った結果、やっぱり自担と呼ぶにあたって渡辺くんに敵う人はいないから渡辺担のままなんだけど、でもやっぱりこの不思議な感覚を言葉にするなら「おもしろいなと思った」。かけもちみたいだけどかけもちとは少し違って、だからといってDDともまた違う。なんていうか、はしもとくんのファンとして彼のかっこよくてかわいいところだけをいいとこどりしてる気がする。だから、担当ヅラすることだけはしないでおこうと自分の中で決めていて、ただ手放しに「かわいい」「かっこいい」「好き」とか言うだけ。我ながらずるいと思う。
だけどときどき、えびのファミリー感に自分も入れてもらいたくなるような周期がくるんだよ。いいとこどりをしたいからって自分から薄い透明な仕切りを作ったのに、その仕切りの向こう側にいるえびとえび担たちのアットホームさとの間に隔たりを感じて、混ざれないことがどうしようもなく寂しくなるときがある。なんか、たぶんやっぱ、はしもとくんとえびのことがすごい好きなんだろうな～～～～。だけどわたしは渡辺担をやめたくないし、渡辺くんが好きすぎるからやめられない。執着とかじゃなくて、単純にすごくすごく好きだからやめられない。だから、この寂しさはもう仕方がないんだよねえ。自分で決めたことなんだから。
連休中に見た55コンの本編もドキュメンタリーもすごくよかったんだよ。*1わたしはえびがコンサートの最後に言う「俺たちとみんなでA.B.C-Z！」っていうのがすごく好きで、たぶんずっとこの「みんな」に憧れてるんだと思う。その「みんな」にはわたしは入れないから。アリサマコンだったかなあ、コンサート中に囲み取材があって、はしもとくんが「みんなを笑顔にするのは俺らだから」みたいなことを言ったんだけど、そのときも確かその「みんな」にいいなあ羨ましいなあって思った。別に向こうからすれば、えびを見たくてえびのコンサート会場に来ているだけで十分「みんな」の一員なのかもしれないけど、それはやっぱなんか違うじゃん。考えすぎなのかなあ。
いや、別にこの話のオチはないんだけどね。オチなんか自分でもまだ見つけられてないもん。やっぱりえびが好きだなあっていうことと、それでも揺るがない自担は強いなあっていうだけ。でも本当にえびは心がクサクサしたときに見ると安らぐよ。魂が安らぐ。言いたいだけ。でもまじで去年の年末は心が疲弊していたのでずっとえびを見ていたしずっとえびを聞いていた。かわいくてちょっと愉快でかわいくてかっこよくて心がぽかぽかして大好き。ありがとう、いい薬です。いい薬だからこれからも「みんな」を羨みながら、それでもはしもとくんとえびを楽しみにしてるよ。
*1:いわずもがなソロコンも最高だった
楽曲大賞2017
今年も楽曲大賞に投票したよ！ってことで、自分の投票内容の記録。
楽曲部門
1位：刹那的 Night / V6
正直1位っていうほどぶっちぎって刺さったわけでもないんだけど…なんか2017年は「特に好き！最高！」みたいな特出したものはなくて、でも単純に「好き！」って思う楽曲が多かった。その中でまあ、刹那的Nightかな、って。
最初はハイハイ岡田プロデュースの曲ってかんじだよね～～～～って思ってたんだけど、だんだん癖になってきて結局このアルバムの中で一番聞いた気がする。悔しい。でもこのよく分からない世界観もギュインギュインなる音もじわじわくる…悔しい…そして気付いたら異次元にいた、って感じ。悔しいけど、好きです。
2位：GOLD / V6
ピコピコした音に加工された声、韻を踏みまくっためちゃくちゃにかわいい歌詞で正直もう好きになるしかなかった。初めて聞いた瞬間から好きだった。ナチュラルボーン小悪魔で天使の三宅さんに「恋の病 こじらせてたい 出がらしの愛じゃ ちょっと足りないな」って歌わせたのは天才の仕業としか言えない。シュガー・ナイトメアとかカミのOur Placeが好きな人には絶対刺さる。だってわたしがそうだから。
3位：サポーターズ！ / A.B.C-Z
応援屋の曲！応援屋の曲はどれもこれも大好きで、応援屋の話をするたびに「早くサントラ出せや」botになってたんだけど、まさか音源化第一号がサポーターズになるとは思わなかった。One more kissだろって思ってた。友達がこの曲の「君」を自担に置きかえて聞くとやばいくらい泣けるって言ってて試してみたら本当だった。別に泣かせるつもりもないだろうし、メロディもそんなんじゃないのに気付いたら大声で笑いながら泣いてる、みたいなかんじ。
4位：Endless Summer Magic / A.B.C-Z
わかりやすい夏ソングかと思いきや（まあ実際そうなんだけど）その明るさの中にこっそりと夏の終わりのセンチメンタルなかんじが香って切なくなる。そうやって寂しくなるけど、「夏は終わるけれど 終わりじゃないのさ」の根拠不明な力強さがえびっぽい。大人が振り返る青春時代の夏のエモさみたいなものがえびにはすごく似合う。聞いてすぐ好きになったというより、聞いてるうちにじわじわ好きになった曲。
5位：Million Secrets Of Love / KinKi Kids
突然のキンキキッズ。これも最初は特に刺さんなくて、でも何か月も経ってから突然好きになった。かの有名なボニバタのアンサーソング的なやつで、歌詞にも音にもボニバタを感じさせるものが入っているんだけど、入れ方が露骨じゃなくて大人。あと、メロディが優しいから気付かなかったけど、歌詞がめちゃくちゃ切なかった。切なくて美しくてさすが井出コウジ…
いやほんと、今年めちゃくちゃ順位つけるの難しかった！特に好きな曲として数曲はポンポン出てきたんだけど、その「好き」に差がなさすぎた。どかんと「好き！！！！」っていうよりは、地味に「実は好きなんだよね」っていう曲が多くて、まあこれも一種の豊作か…と思った。ここから漏れたものとしては、ブイのMANIAC、SPARK、Can't Get Enough、カミのGet Naked、あとはえびのwhippy、ペルソナ・ゲームとかかな。えびは終電を越えても好きだけど、これは絶対MV部門に入れたくて、MVと楽曲両方で投票するほどじゃないな…ってやめました。
未音源化部門
1位：JAPONICA STYLE / SixTONES
いやもうこれしかないでしょう！？！？扇子も紙吹雪も布も衣装も、こんなにジャニオタが好きなやつばかり詰め込まれてもう無理だよ。本当にストは自分たちをよく分かっているし、自分たちをより魅せる方法を分かってる……自担を見に行った「少年たち」で終わって開口一番「ジャポニカスタイルやばいな！」だったからもうだめ。その日からすっかりジャポニカスタイルおばけ。衣装も曲も演出も全部好き。
2位：VI Guys Snow Man / Snow Man
正直初めて自ユニの曲でここまで好きだと思える曲が出てきてめちゃくちゃうれしい…それだけでランクインさせちゃう…本当に2017年はブギウギに始まりVI Guysとバニシンって曲に恵まれたよね…Can you hear my voice? でしゃがんで床に指を這わせる渡辺くんが見られるのはVI Guysだけ！
3位：Amazing!!!!!! / SixTONES
スト大好き芸人みたいになった。あながち間違ってもないけど。これもさ～～～ストの演出力の話になるよね～～～～羽根降らせるとか好きに決まってんじゃん。あと、Amazing!!!!!!といえばほくとくんの腕のぐるぐるだけど、あれが自らの発案だと聞いてまじであの人こえーなって思った。少クラだとだいたいカットされるけど、2番の「愛がほしけりゃ任せろLOVE」で手でハート作ってひらひらさせるゆうごがめちゃくちゃ好き。
MV部門
終電を超えて～Christmas Night / A.B.C-Z
本当に好き！駅のホームの椅子を使って5人並んで踊るのも、ワンカメも、途中からサンタ帽に付けヒゲ姿になるのも、大勢を従えてしっかり踊るのも全部アイドルファンの自分がめちゃくちゃに満足するやつだった。かわいくてキラキラでロマンチック！12月はほんとにずーっとこれ見てた。
現場部門
V6 LIVE TOUR 2017 The ONES
ブイコンがある年はね～～～～ブイコンになっちゃうよね～～～～。初日に入ったときは「おや？思ってたほど…？？？」って思ったんだけど、原因は完全にステージ真横に入りすぎたせいでした。今回のコンサートほどLEDパネルが大事なのはそうないだろうに、それより内側に入ってしまって映像の演出がほとんど見えなかったから。まあ、そんなところに席作んなやって話だけど……。いや、もう、正面から見たら最高すぎましたね…。なんていうか、別に見たことない装置とかが導入されてるわけじゃないんだけど、演出のひとつひとつの精度がすごかった。ギラギラしてないのによく見たら上品で高級、みたいなやつ。洗練された大人だ…！っていうコンサート。でも「かわいい！」って思わせてくれる部分も腹筋が痛くなるくらい笑えるMCも残してくれてて、大人の包容力を感じた。
次点ははしソロです！今年も最高にかわいくてかっこよかったよ！演出の五関様による「レーザー全部良亮に当てて」は語り継ぎたい名文句。
自担部門
渡辺翔太
2017年も「自担」はやっぱり渡辺くんだけでした。2018年もたぶん一番好きだよ。
