ここ最近読んだもの

初めて読んだときの感想はそのときだけにしか生まれないってわかってるから本を読み終わったらなるべく早く感想をどこかに書くようにしようって決めたのに、やっぱりうっかり忘れてしまうよね…!(…)というわけでここ1ヶ月ほどで読んだ本の感想です。やっぱり溜めるのいくないよね…!内容すらぼんやりとしか思い出せないものもあって自分にちょっとひいた(…)どれもこれも薄い感想しか思い出せない…!


ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

恩田さんの作品でこれだけ多くのちゃんとした個性をもつ登場人物が出てくるなんて珍しいなーと思いながら読みました。個人的に、頭の中で登場人物の個性と行動を整理するのが苦手なのですが、これは意外といけました。最初の登場人物紹介のおかげかもしれないけど。でもその紹介もただの紹介じゃなくて、ひとことセリフがあるだけっていうのが面白いなと思いました。あんだけ大勢の人物が出てきてるのにきれいに終わっていたのですっきり読み終わることができました。



オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

アヒルと鴨〜、ラッシュライフに続いて3冊目の伊坂作品。そもそもの設定や登場するキャラクターの個性が凄すぎて正直最初はついていけるのか不安だったんですが、自分でも驚くくらいあっさりとその世界観に馴染めました(笑)最後の方とか小山田に対して「優午は群集心理の産物なんかじゃないもん><」って思ったりなんかして(笑)わたし超単純(笑)とにかく一気に入り込めてそのまま気持ちよくラストまで気持ちを運んでくれた感じがして読んでいて気持ちよかったです。
あと、個人的に安田の件でちょっと笑いました(笑)


重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

オーデュボン〜のあとそのまま流れでこちらも。タイトルと作者だけチェックして買って家帰って読んだら、昔本屋で立ち読みして「なんだこの書き出しは…!」って衝撃を受けたやつでした。衝撃受けたならタイトルくらい覚えとけよっていう(笑)でも、わたしは書き出しを割と気にするひとで、1文目が素敵な作品に出会うと嬉しくなるのでまた出会えてよかった。
内容はちょっと重めですが、伊坂さんの言葉の選び方にうっとりしていたのでこれも読んでいて気持ちがよかったです。伊坂作品どれに対しても言えるのかもしれないけど、出てくるひとたちみんな(完全な悪役は除く)に愛着が持てるので読んでいてすごく楽しいなと思いました。とりあえず泉水と春の兄弟がすごく好き><><(笑)