最悪

ちょっと前に読んだ「邪魔」が面白かったので、それと一緒によく紹介されている「最悪」を買ってみました。読書に現実逃避してるわけじゃないよ!(笑)



最悪 (講談社文庫)

最悪 (講談社文庫)

「邪魔」に比べて薄い*1からか、「邪魔」よりだいぶ濃縮されてるかんじがしました。それを、内容が濃くなったと捉えるか詰め込みすぎと捉えるか、だけど、わたしはどちらかというと詰め込みすぎだと感じてしまいました。まあでもそれゆえのスピード感みたいなものはあって楽しかったですが。
これも「邪魔」と同じように全く別の立場の全く違う3人がだんだん絡み合っていって…っていうものなのですが、本当にそれぞれ3人にとっての「最悪」な状況にだんだん堕ちていく、という話で。そういう時ってやっぱり視野が狭くなりがちで、でも読んでるこっちは客観視できるわけだからなんだか読んでてすごくもどかしかったです(笑)やっぱりどんなときでも冷静になることって大事だな!ってすごく思いました(笑)

んー、でもわたしはどちらかというと「邪魔」の方が好きかなあ。ていうか九野さんが好きなんです!(笑)

*1:それでもなかなかの厚さだけど