ロミオとロミオは永遠に

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)


恩田さんは本当に大好きな作家さんのひとりなのですが、それでも恩田さんのSFモノやアドベンチャーモノが苦手(そもそも得意ではないジャンルなんだけど)ってこともあってなかなか手が出なかった作品です。
でも面白かった!20世紀のサブカルチャーがよく登場する割にあんまり馴染みがないものもあったりして、よく?って思ったりもしたけど、知ってるものに関してはその描写の仕方に笑ったりもしました。
ただ残念なのが途中までテンポよく読めていたのに下巻で新宿クラスのメンバーがよく登場するようになってから、名前とキャラクターが一致させられなくて><13人て多い><って思ってよく「え、これは誰だ?」って振り返ることが多くなってしまって…ってこれは完全にわたしの読解力に問題があるんですが(笑)

あと、メインのキャラクターのアキラとシゲルなんだけど、シゲルは髪の毛さらさらで華奢できれいな顔ってことで勝手にれいやくんに脳内変換して読んでました^^まじ強くてかっこよくてきゅんきゅんした^^ちなみにアキラは特に顔は脳内変換して読んでなかったけど、読み終わったあとに考えてみたら割とあきとっぽく脳内変換して読んでたみたいです(笑)強くて純粋でまっすぐって割とあきとだよね^^そんなわけでアキラの方がよりメインっぽかったけど、シゲル贔屓で読みました^^

ちなみに、恩田さんといえばラストがどうのこうのって言われてるけど、この作品は割ときれいに締めくくられてた気がします。「ええええ何この急展開><」とか「え、ここで終わっちゃうの?」とか思わなかった。