ほほえみで導いて

気がつけば今年ももうあと1ヶ月、わたしが野澤担を名乗り出してからももうすぐ1ヶ月です。


れいやくんがいなくなって、ヲタクをやめられればよかったんだけど、それもできなかった。担当なんて所詮看板みたいなものだから、別にそういうの取っ払ってヲタクを続けていけばいいんだろうけど、今まで1人に集中するスタンスでしかヲタクをしたことがないから、無担の自由さはわたしにとっては寄りかかる支えがないみたいでぐらぐらして不安だった。だからって、だれかの担当を名乗るのなら、れいや担のままでいたかった。でもれいや担のままヲタクを続けてみたら友達との間に見えないラインがあるようであんまり踏み込めなくなって勝手な疎外感ばっかり感じるようになっていました。みんなが「自担」と言う度に「自担の話ができるなんて、自担と言えるなんて羨ましい」って勝手に悲しくなっていました。別にれいやくんの話をしちゃいけない、なんて決まりはないんだけど、なんとなくあんまり表で話すべきではないと思っていたから。
だから、わたしも堂々と「自担」と呼べる人が欲しかった。でも、れいやくんが完璧すぎて、れいやくんを超える人もれいやくんに並ぶような人もいなくて。

話が少し変わるけれど、わたしは自分の気持ちは変わりやすいと思っていてあまり信じていないので、「自担」と呼べるための条件みたいなのを作っていて、そのチェック項目が全てクリアできたら安心して「担当」と呼ぼうっていうのがあるんです。勢いで担当を名乗ってもすぐにその熱が冷めてしまうんじゃないかって、それがこわくて。
誰か「自担」と呼べる人が欲しいって思ったときに、一番最初に浮かんだのは野澤くんでした。でも、正直わたしの中のチェック項目には全く合わなくて、無理だって思っていたんです。友達にも野澤担にはなれないよ、ってずっと言っていたし。野澤くんは大好きだけど、例えばもしれいやくんがまだいたとしたら、「推し」っていうポジションで留まるくらいの好きの温度だったし。
でも、わたしはれいやくんが嫌いになったから野澤くんを自担と呼びたいんじゃないから、わたしの中の1番はれいやくんで揺らがないんだから、だから例えチェック項目が全然当てはまらなくても、今までの自担と好きの温度が違ってもいいかなって思ったんです。野澤くんが好きなのは間違いないし。

だから、わたしの中ではすごくイレギュラーなかんじだったけど、野澤担としてのヲタク生活を始めてみました。ただ、ひとつだけ。人から見たらくだらない拘りかもしれないけど、わたしはれいや担を降りたつもりはないです。れいやくんから降りたくない。だから野澤担を名乗ることにした、というつもりです。毎日少しずつ野澤くんのことを考える時間は増えてきていて、毎日かっこいいかわいいって思ってるけど、れいやくんはまだまだ真ん中にいるのを感じています。

初めての東ジュ担だし、手探り状態でひとつひとつが新鮮です。これからどうなっていくのか自分でもわからないけれど、野澤くんが笑っているとすごく嬉しくて幸せだからそれについて行ってみようと思います。
今は毎日のいいともがすごく楽しい。早く野澤くんのうちわを振りたい。
いつか、野澤くんがれいやくんを超えるかもしれないし、やっぱり野澤くんじゃだめだってなるかもしれない。でも、今はこの気持ちを大事にしていきたいです。