使命と魂のリミット

使命と魂のリミット (角川文庫)

使命と魂のリミット (角川文庫)


本当に毎回毎回思うけど、東野作品の読みやすさは相変わらずで素晴らしいな…!実際、結構な数の東野作品読んだけどなかなか先に進めなかったのなんて数え切れるくらいしかないんじゃないかと思います。わたしは、ですが。そんなわけであんまり気付かなかったけど、医療モノの作品てあんまり読んだことないんですよね。でもサクサク読めたから本当よかった。
内容も、わたしがどんでん返しを1番に期待するタイプじゃないからか、最後は予想と全く違う結末ってわけでもなく、だからといって冒頭数ページで「はいはい、こうなるんでしょ^^」ってストーリーを予想することに諦めちゃうことなく、普通に楽しめました。

それが作品のテーマだし、タイトルにもあるんだから仕方がないことかもしれないけど、若干「使命」って言葉使いすぎじゃない?なんて思ったりもしたし、ラストがなんだかきれいすぎるというかちょっとわたしには抵抗があったので、「これ最高だよ!」って万人に叫びたいほどではないけど、楽しく読めてよかったです。