禁じられた楽園

昨日、さやかの家に行く間に読んでたやつです。ホラーって知らずに読んでたからドキドキしたよ!(笑)



禁じられた楽園 (徳間文庫)

禁じられた楽園 (徳間文庫)


この本の裏表紙に「幻想ホラー超大作」って書いてあるんですが、やっぱり恩田さんは幻想的なものとか得体の知れない不安とか恐怖とかを描くのがすごく上手だなあ、ってしみじみ思いました。怖かった(笑)
登場人物それぞれの抱える思いや不安も、烏山恭一の存在感も、圧倒的なインスタレーションも、起こるハプニングも全部が全部にひきつけられて、どんどん読み進めていけたんだけど、正直結末はあまり好みではないかな、と思いました。そんなジャンルにおいて片付けられてしまうなんて…!みたいな(笑)「Q&A」を読み終わったときみたいなかんじで少しがっかりでした。でも、じゃあどんな結末がよかったんだ、って聞かれたら少し困ってしまう我侭な読者で申し訳ないんですが(笑)まあ、でもそう思うっていうのはそれだけ前半が素晴らしかった故ですよね。