有限と微小のパン

アンケートの結果により、読書カテにも需要がないわけではないとわかって安心したちょうどいいタイミングで読み終わりました(笑)

有限と微小のパン (講談社文庫)

有限と微小のパン (講談社文庫)


初めての森作品だよ!友達が大好きだってこともあるかもしれないけど、面白いって噂は聞いていたので手に取ってみました。けど、確実に読む順番間違えたwwwwシリーズ10作目ってwwww読み出して結構すぐに「これは…順番通りに読むべきだったかもしれない…!」って思ったんだけど「せっかく読み始めたんだから…!」って変な意地を張って最後まで読んでしまったwww結果、完全に後悔しました(…)うん、順番大事!

まあ、そんなわけで、100%しっかり楽しむことはできなかったんじゃないかなと自分でも思うのですが、それでもなかなか(私にとって)新鮮で面白かったです!内容も専門的で難しかったけど新鮮だったし、文体も独特だなーって思ってそれだけでも楽しかったです。


表紙に

善と悪、正と偽、明と暗。
人は普通、
これらの両極の概念の狭間にあって、
自分の位置を探そうとします。
自分の居場所は一つだと信じ、
中庸を求め、妥協する。
だけど、彼ら天才はそれをしない。
両極に同時に存在することが可能だからです。

という文が載っているのですが、内容を読む前にこれを読んだときはなんだこれと思っていたのに、読了後にこれを読むと、すごくしっくりきたのが不思議でした。そしてこんな考え方も持ってなかったから、それも新鮮でした。



とにかく、もし次また森作品を買う日がきたら、ちゃんとシリーズ1作目から買うようにします(笑)