笑顔だけで全てがそう輝く

松竹座、一ヶ月間お疲れ様でした。

れいや担として初めての夏が終わりました。
公演が発表されて、出演者が発表されて、初日を迎えるまで本当に本当にひたすら不安でした。何が不安なのかは自分でもよくわかっていなかったんだけどとにかく本当に不安でした。雑誌で「今年の夏も舞台」って言ってたし、出演者にも名前が載っていて、それで何が不安なんだってかんじだけど、とにかく毎日がこわかった。好きになりすぎて不安になるのもこわいし、予防線張って暗い想像するのも嫌だから無意識に考えないようになっていて、そのうちれいやくんに向き合うことも、関ジュに向き合うことも全部こわくなって逃げていました。正直もうだめかもしれないとまで思っていました。れいやくんのことは相変わらず好きだけど、でも何かよくわからないけれど、自分の関ジュに対する気持ちみたいなのが全然掴めなくてぼんやりしていて、好きだけど関ジュ担とかれいや担とかそういう気分になれませんでした。

でも、幕が開いて、そこにれいやくんがいて。なんかもう全部吹っ飛んだ。かっこよかった、可愛かった、っていうのはもちろんあるんだけど、それよりも今まで見たことないくらい頑張ってた。わたしなんかが頑張ってただなんて偉そうだけど、でも本当に一生懸命さが伝わった。もちろん今までもれいやくんはきちんと仕上がったものを本番で持ってくるっていう印象だったし、その点で信頼っていうのは大きかったんだけど、思っていた以上だった。出番は確かに去年に比べたら圧倒的に減っていてセリフもほとんどなくて。でもあの役に自分を投影して自分なりに考えて自分なりの看守を演じていたように見えました。大勢の看守の1人にすぎないから手を抜こうと思えば手を抜ける役だったと思うんだけど、一生懸命演じていた。マイクは入っていなくても自分なりにアドリブを入れてきたり、声は出さなくても表情をくるくる変えていたり、贔屓目ももちろんあるけどれいやくんの演じる看守の気持ちがすごく伝わった。そんな細やかな演技自体にも感動したし、他担のお友達にれいやくんの細かい表情の演技がいいって褒めてもらえるのも嬉しかったし、何よりそこまで突き詰めて演じようとしていたこと自体が本当に嬉しくて感激しました。こういう言い方は語弊があるかもしれないけど、あれくらいの小さな役にも真摯に打ち込むれいやくんが本当に素敵だと思ったし、そんなれいやくんを好きでいられるなんて誇らしくて幸せだと思いました。そうしたら、いつの間にか幕が開く前に感じていた不安とかネガティブな気持ちが全部どっかに飛んでいっていて、れいやくんに対する絶対的な信頼しか残っていませんでした。

ショータイムで、mazeとかラブユアのラップにパターンを作ったのはれいやくんのアイディアなのかわからないけれど、自分なりにいろいろ考えた結果なのだとしたら、そのいろいろ考えようとしたこと自体も考えた過程も嬉しい。演出の指示があったとしても、れいやくんを見せ場のひとつと捉えてもらって嬉しい。わたしは甘いから良い方向にしか受け取れないけど、今のわたしはこんな風に感じました。
なんとなくだけれど、れいやくんはファンサ曲以外は全てパフォーマンスと考えて、自分を舞台上の演者の1人としてどう動いたらいいかっていうのを考えて、ある意味演じるタイプの人なんだろうなと思う。だから、いろいろなパターンを作ってきたのはれいやくんの成長なんだろうなと思うし、その成長が嬉しい。

最後に、千秋楽にれいやくんが流したという涙について。ツイッターにも書いたけど、わたしはその涙を自分の目で見ていません。だから、そこかられいやくんの気持ちを推し測るなんて到底無理な話で。れいやくんが何を思って泣いたのか、わからないけれど今はそこまで不安には思っていません。この夏にれいやくんが残してくれたのは圧倒的な信頼感しかないから。
春のツアーの前後からわたしはれいやくんの未来が不安でこわくて夢なんか見ない方が楽だと思っていました。そしたらそのうち夢を見ようとしても見られなくなった。でもこの夏のれいやくんを見て、これからの渡邉黎哉がどうなっていくのか見たくなった。松竹期間に行ったブイコンを見ながら無意識にれいやくんがこれくらいの大きなステージでスポットライト浴びて歌い踊る姿見たいなって思っていました。夢を見られるようになっていました。もしかしたら今後、あのとき夢なんか見なければ…っていうような思いをするかもしれない。未来のわたしが今のわたしを振り返って夢なんか見ちゃってと馬鹿にするときが来るかもしれない。でも、それでもやっぱりこれからのれいやくんも見ていきたいと思いました。成長か後退かわからないけれど、この夏のれいやくんを見てすごく安心したのは事実だし、少しだけ自分の気持ちも固まったような気がします。いつかこの記事を読み返した自分が、昔の自分は何も知らずに信じるとか言っちゃって馬鹿みたいと思うかもしれないけど、せっかくこの夏はこんな結論に辿り着いたんだから記録として残しておこうと思います。

れいやくん、楽しい夏をありがとう。本当に幸せな8月でした。れいやくんを見に行った日全部が大切な思い出になりました。怪我もなく無事に終わって本当によかったです。本当にお疲れさまでした。この夏がれいやくんにとっても意味のあるものになっていたら嬉しいな。これからもれいやくんを見ていけたらいいな。