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黎哉くんの担当を名乗って半年が経ちました。


半年前は淳太くんと黎哉くんで揺れに揺れていました。黎哉くんの担当になりたいけど淳太くんから降りたくなくて、でもちょうど松竹座の真っ只中だったからどっちのうちわを持つか決めなきゃいけなくて、でも決められなくて。コンサートは楽しかったけど気持ちの面では辛くて苦しくて堪りませんでした。だからどうにかそんな状態から抜け出したくて、ちょっと状況を変えてみよう、というかんじで黎哉くん担を名乗ってみようと思いました。黎哉くん担と名乗って黎哉くん担になってみる。それで自分に違和感が出てきたら、淳太くんに戻ったらいいじゃないかと思っていました。

それから半年経って。現場と現場があいたときはこんなに不安になるのかと初めて知りました。今までばど担やってきたときは何も感じなかった不安におそわれて、こんな経験初めてでつらくてこわくてたまらなかったです。ツアーもきっとばど担のままだったら選抜に対する不安とか心配もしなくてよかったんだろうなと思ったし、それ以外にも淳太くん担のままだったらきっと幸せだったんだろうなっていう出来事も何回か経験しました。でも、淳太くん担のままだったらよかったなって思ったことはありません。黎哉くんに降りたことを後悔したことも全くありません。辛くて苦しいときもたくさんあったけど、黎哉くんを見るたびに知るたびに好きなところがどんどん増えていくのがたまらなく嬉しかったです。雑誌に載ることがこんなに嬉しいことだとは思わなかったです。今わたしは黎哉くんの担当ですと名乗れることが嬉しくて幸せなのです。だから、あの日に踏み出してみてよかったです。担当なんて定義があやふやで、解釈も人それぞれだけど、今のわたしは胸を張って黎哉くんの担当だと名乗れるようになりました。

好きをたくさん感じさせてくれてありがとう。幸せをたくさんありがとう。わたしはたぶん強くないので不安になるたびに考えすぎなくらい考えちゃって、自分のなかで頑丈なバリアを作ってしまいました。そのせいで、これからもよろしくね!とは言えません。でも、黎哉くんが好きだよと感じられる瞬間が少しでも続きますように。忘れたくない思い出が増えますように。好きです。大好きです。ありがとう。